まったりのんびりマイペース駄目人間の黒猫のなんだか良くわからないブログです
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皆様からキャラを借りてSSを書きましょう企画第七段目。
今回はれーさんからAFOPCの氷川・玲さんを貸していただきました!
ありがとうございます!!
そして凄まじく遅くなって申し訳ありませんでした…!!!!
ちょっと切腹してきます(死)

今回はほのぼのーにしようとして何だかシリアス風味に…!
な、何故だ!!(自分のせいだ)
ほんとごめんなさい…orz

ヘタレなSSでも読んでやるよ!という方は続きからどうぞ!
ある日の午後。
黒妖が外を気ままに歩いていると、見知った男性の背中が目に飛び込んできた。
――と、いうわけで。

「玲さ~ん!」

ぼふりと背中に思いっきり飛びついてみる。
それでもびくともしないその体は正直羨ましい。
何でも守れそうな強靭な肉体というものに憧れてしまうのだ。
「ん?黒か、どうした?」
「玲さんが見えたから飛びついてみた!」
滅茶苦茶な理由である。
普通は怒られそうなコトではあるが、細かいことは気にしない。
「そうか、これから蕎麦を食いに行こうと思ってるんだが黒も行くか?」
「行くー!!」
「うし、じゃあ出発だ!」
黒妖を背に乗っけたまま飯屋へと猛進する玲の姿は周囲の注目を集めたとか集めなかったとか。


そして、蕎麦屋。
女を背に乗っけたままの男の登場で一瞬ざわついたものの、普通に二人とも着席したことでそのざわめきも静かになっていった。
「蕎麦2つ」
「はいよ、蕎麦2丁ー!」
店員の元気な声が響く中、わくわくした面持ちの黒妖を見て玲は笑う。
確かもう歳は20は超えているはずなのだが妙に幼い所があるのだ。
その体も――異常なほど軽い。34kgぐらいだっただろうか。ぶつかられても大した衝撃ではない。
「玲さん、玲さん、ここの蕎麦って美味しい?」
「あぁ、美味いぞ」
「やった!楽しみぃ♪」
にこっと笑いかけられて自然と頬が緩む。
妹のような、子供のような、猫のような雰囲気の彼女はとにかく無邪気で。
当然この蕎麦代は玲の驕りだろうが、それぐらい笑って奢れる位の魔力はあった。
「最近どうだ?」
「ん…最近?」
ずずーっとお茶を飲みながら微かに首を傾げる黒妖に玲は笑う。
動作がいちいち子供っぽいのでつい笑ってしまうのだ。
「んっと……依頼とか行ってないからなぁ」
「そうなのか?」
「うん、夜蝶とかフィラとかは結構忙しそうだけど」
自分はもう行かなくてもいいかなーと黒妖は笑う。
幼い頃から血に塗れていた彼女にとって、依頼のない日々は平穏そのものなのだろう。
何処までも無邪気に振舞う彼女。
しかし、彼女のクラスは『忍者』である。暗く冷たい闇を生きる者達。
黒妖の義姉である夜蝶も忍者であり、彼女の場合は感情を表すことを忘れていた。
氷のような冷たい無表情。
一歩間違えれば、黒妖もそうなっていただろうに。

「おまたせしましたー♪」
「あ、きたきた。いただきまーす!」
嬉々として蕎麦を食べ始める黒妖を見て、玲も今までの考え事を振り払って食べ始める。
今は普通に生きているのだ。わざわざ過去の闇を考える事はない。
「わぁ、本当に美味しい!」
「そうか、良かった」
黒妖の笑顔を見て自分も笑う。蕎麦も美味い。
こうしていると平穏な日々が続くのも悪くないと思う。

自分たちは冒険者で、依頼をすることが本業のはずだけれど。
血塗れた世界の果てにあるものなんてきっと碌なものじゃない。
彼女が望んでいる平穏ならばそれに付き合うのも悪くはない。
彼女の平穏を壊そうとする奴らは、全員叩きのめしてやる。

だから、今ぐらいは――のんびりといこうじゃないか。



「玲さん」
「ん、なんだ?」
目の前で考え込んでいる玲に黒妖は声をかけてみる。
別に何の用もないが、なんとなく声をかけてみようと思っただけだ。
「蕎麦、美味しいね」
「そうだな」
他愛もない言葉を交わして再び蕎麦を啜る。
昔に比べれば、今この瞬間など奇跡に等しい時間だと思う。
なんて平穏。血生臭さが感じられない時間。

でも、そんなのはすぐに消える幻想だと分かっている。

「また食べたくなっちゃうなぁ」
「まだ食い終わってないのに次にまた食べに行くこと考えてるのか?」
おどけていった言葉に玲が笑う。
自分も笑う。無邪気そうに。何も心配のないような風を装って。

暗い闇から逃げるように笑う。
この時間を大切にしようと笑う。
この人と一緒にいる時間を楽しもうと笑う。

緩やかな時間の流れにおぼれてしまいたい。
平和な空気に浸かっていたい。
何もかも忘れて暖かな温もりに守られていたい。

「本当に…また食べたいや」
「じゃあ食べに行けばいいだろ、また連れてってやるよ」
瞳の奥にあるであろう闇を見せないように眼を細めて笑う。
優しい言葉に何度泣きそうになったか…この人は知っているのだろうか。
玲だけではない、自分の大切な人たち。大好きな人たち。

この人たちを守るためなら――自分は命さえも投げ出そう。



「ご馳走様でした!」
「ん、それじゃ腹ごなしに散歩するか」
「うん♪」
立ち上がった玲の手を黒妖が握る。顔を見合わせ、笑いあう。
暖かな手を繋ぎあって。

そして光の下へと歩き出した。


【END】


***************
・補足
今回は二人の視点から。分かりにくくてすいません(土下座)
玲さんにはほんと黒妖を可愛がってもらってるので感謝感謝です。
ビバ・漢前!
こう…二人で笑いあってるけどそれぞれの考え方があるっていうのを表現したかった…!!

こんなものでお楽しんでもらえたなら幸いです。
お付き合い、ありがとうございました!!
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2007/02/22(木) 12:34 | | #[ 編集]
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