まったりのんびりマイペース駄目人間の黒猫のなんだか良くわからないブログです
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睡眠不足なのにこんな時間に更新、黒猫です。

第2回SS企画2段目。
今回は五条さんから銀雨PCの北原・智恵理さんをお借りしました。

ちなみにブラッグァと智恵理さんは最近目出度くカップルになりまして。嬉しい限りです。畜生羨ましくなんかないやい!
これからもブラッグァを宜しくお願いします(深々と礼

そんなこんなで今回はラブラブを目指して書きました。
そして何故かシリアスになりました。何故だ!!!orz
まだまだ修行が足りません…むしろ無駄に設定作りすぎで…ぐぼぁ。
すいませんごめんなさい許してくださいうわーんorz


それでは、まぁ俺は優しいし見てやってもいいぜ!な方は続きからどうぞ。





知られたくない現在。

知られたくない過去。

知られたくない本当の自分。



緊張で少し震える指で押されたインターフォン。
ガチャリと開かれた扉から出てきたのは褐色の女性。名をブラッグァルド・ウルフェリュート。
長身でサングラスでMでSでお金持ちというちょっと危ないおねいさんであった。
「あぁ、いらっしゃい。遠慮しないであがってよ」
「お、お邪魔します」
にこやかにブラッグァは目の前の人物を自分の部屋へと誘った。
最近、危ないおねいさんことブラッグァの恋人となった北原・智恵理の初めてのブラッグァ宅訪問の瞬間だった。


ブラッグァが今住んでいる場所はとある5階建てのマンションの最上階である。
それほど階数はないが、一部屋一部屋が広い作りの高級マンションという風情であった。
「寛いでていいよ。どうせココには俺一人しかいないし」
「え、一人暮らしなんですか!?」
とりあえず勧められるままにクッションの上に座りながら智恵理は驚いたように声を上げた。
「そうだよ…って、言ってなかったっけ?」
聞いていないと智恵理が首を横に振ると、ブラッグァは申し訳なさそうに頬を掻いた。
どうやら言うのを忘れていたらしい。

「このマンションは一応俺が管理人をしててね。住んでるのは学生ばっかりなんだよ」
「そ、そうなんですか…学生さんばっかり…」
しかも能力者のね、とブラッグァは笑った。
ちなみに家賃は中学生までは免除、高校生になったらバイトか依頼して払えというシステムだ。
「金持ちの道楽ってやつだよ」
「道楽、ですか…」

勿論、道楽以外の目的もある。
だがブラッグァはそれを晒さない。智恵理には自分の汚れた部分は晒したくない。

「ちなみに、俺の部屋の隣には夜蝶が住んでる」
「夜蝶さんもここに住んでるんですか!?」
「うん。でもあんまり家にはいないけどね」
智恵理の驚きようが面白かったのか、ブラッグァは笑った。
するとブラッグァの笑みにつられるように智恵理も笑う。

くすくすと楽しそうに笑いあう声が部屋に満ちた。

「はー…智恵理がきてくれたから、久しぶりに部屋が暖かい感じがするよ」
しばらく笑いあった後、ブラッグァは智恵理の背後に座ってそのまま智恵理を抱きしめた。
「はわ、ブ、ブラッグァさん!」
ブラッグァの腕の中で驚いた様に声をあげた。
その顔は勿論真っ赤になっていて…つい、悪戯心が芽生えてしまう。
「智恵理は可愛いねぇ、チューしたくなっちゃうなぁ」
「えぇ!?ま、待ってください、ブラッグァさん!!」
案の定、ブラッグァの冗談に智恵理は慌てて騒ぎ始めた。
予想通りの反応に満足しながら強く抱きしめる。
暖かい。何処かの狂犬ほどではないが、こうして人と触れ合っている時間は好きだ。
「あ、あの…」
「冗談だよ、大丈夫」
優しく撫でると、安心した様に智恵理から体の力が抜けた。
まだ小学生でもある智恵理に手を出そうとは考えてない。
「ブラッグァさんは時々意地悪です…」
「はは、悪いね。智恵理が可愛いからいけないんだよー?」
「あぅ…」
冗談交じりに言葉を返すと再び智恵理は赤くなって俯いてしまった。
そんな仕草に不覚にも心臓が高鳴る。

(…参ったなぁ)

何で彼女はこんなにも可愛いのだろう。
何で自分はこんなに彼女に入れ込んでしまっているのだろう。
分からない。だが嫌ではない。
こんなに本気で好きになったのは――大切にしたいと思うのは、自分にとって初めてのことだった。

「やっばいなー…」
「え?何がやばいんですか?」
聞こえない様に呟いたつもりが聞こえてしまったらしい。
智恵理の顔を見ると、心配そうな眼差しとぶつかった。
「んー…いや、好きすぎるから」
「え、えぇ!?」
「冗談じゃないからね。…ほんと、好きすぎて怖いかも」
耳まで真っ赤になってしまった智恵理を抱きしめながら無理やり笑う。
笑いながら自分が過去にやってしまった事を思い出す。

昔、ある女の子を傷つけた。
大事な家族を失って壊れかけていた女の子。
自分の気まぐれで拾って、自分の思うように扱って。
そして捨てた。泣き叫んで縋りついて来る女の子を何の躊躇いもなく捨ててしまった。
壊れかけていた女の子を完全に壊してしまったのは自分。

あの時の自分も壊れていたのかもしれない。
でも、今更悔やんでも遅すぎて。今後も許される事なんてあるはずもなくて。
他にも沢山汚いことをやってきた。
傷つけて、傷つけて、傷つけて…酷い事を沢山やってしまった。

その事を彼女が知ったらどうなるのだろう。

きっと嫌われる。彼女だけには嫌われたくない。
捨てられたくない。離れたくない、あの女の子もこんな気持ちだったのだろうか。
こんな気持ちを味あわせてしまっていたのか。

「ブラッグァさん…?」
「あ、あぁ、いや…なんでもな――」
今までの思考を振り払おうと再び笑おうとした瞬間、強く抱きしめられた。
強く、強く、まるで離さないとでも言っているように。
「無理…しないでください」
「…智恵理?」
「そんな泣きそうな顔で…笑わないでください…!」
智恵理は泣いていた。辛そうに泣いていた。

ズキリッと。
胸が。心が、痛む。
泣かないで。泣かないで。

貴女だけは泣かないで。貴女だけは笑っていて。

「ブラッグァさんは何でも隠しすぎです!」
「そ、それは…」
「大事なことは全部隠して…一人で抱え込んで…」
「智…恵理」

まだ、智恵理は小学生のはずなのに。
それなのにその目は確りと自分を見ていた。
悩んでいる自分の事を見抜いていた。

「何で…頼ってくれないんですか」
「智恵理」
「私がまだ子供だからですか…頼りないから…ですか」
「違う…そうじゃないんだ」

嫌われたくないから。智恵理にだけには嫌われたくないから。
本気で…本当に好きになった人だから。

「もっと、私を信じてください。私は…」
「智恵理…ごめん…」

ずっとつけていたサングラスを外す。
自分の瞳の色は金色、それが獣みたいで嫌いだった。人に見せるのも嫌だった。
智恵理には尚更見せたくなかった――でも、これ以上智恵理を泣かせたくなかった。

「俺ね、色々酷いことしてきたんだよ」
「酷いこと、ですか?」
こくりと頷くと抱きしめてくる力が強くなった。
智恵理の赤い瞳がじっと自分の金の瞳を見つめてくれている。
「いっぱい人を傷つけて、狂わせて、壊して…それでも…」
「それでも、私はブラッグァさんの事が好きです」
智恵理の暖かい手が自分の頬を撫でていた。
どうやら自分は気づかないうちに泣いてしまっていたらしい。
堪えようと思ってもぽろぽろと零れ落ちていく涙。
「ブラッグァさんは、その…私のこと…」
「好きだ。智恵理のことが一番好きだ…大好きだ」
涙を隠すように強く抱きしめ、囁いた。
智恵理の頬が少し熱いということは、多分今の言葉でまた赤面してしまっているのだろう。

あぁ、もう本当に――何処までも可愛い彼女。
もう離さない。誰にも渡さない。この子だけは誰であろうと傷つけさせない。

「そ、その、ブラッグァさん。ちょっと恥かし…」
「もーちょっとー」
「あぅあぅ」
またわたわたと慌て出した智恵理を感じて自然に笑みが浮かんでくる。
悪戯心で額に口付けると「ひゃぁ!」と凄い声が聞こえてきた。
「なななー!」
「智恵理が大人になるまで待ってるからさ、それは予約ね」
「よ、予約ですか!?」
何の?と問いたげな視線を受け流しながら想う。



願わくば。

彼女と共に光の下で生きていけます様に――。

**********
・補足
昔のブラッグァはマジ外道
今は違いますよ、むしろ後悔して自己嫌悪の塊に(駄目すぎ
女の子=ブラッディです。はい。

智恵理さんには色々ちょっかいを掛け捲った上に告白してOKしてもらえました…ありがとうございます。いやほんとに。
ブラッグァは智恵理さんにゾッコンLOVE(死語)ですんで!
高校生と小学生の年の差ですが人は成長するものだから大丈夫さ!(何

すいません引かないでくださいorz

少しでも好きあってる雰囲気がでてればいいなぁと思います。
楽しんでいただければ幸いです。お付き合いありがとうございました!
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コメント
この記事へのコメント
(ディスプレイ前で悶絶しながら)
ああもうラブラブすぎだこいつらー!こんちくしょー!


…失礼しました。
何が言いたいかと申しますと、GJと。
ラブなSSをありがとうございましたッ!

あんな娘ですが、今後とも宜しくしてやって下さいませ。
年の差なんて気にするな、たったの6歳差だッ!(ぁ)
2007/02/24(土) 01:40 | URL | 五条 #-[ 編集]
やった!
五条さんを悶えさせたぜ!(喜(何


わーい、ありがとうございますー!
そういってもらえるだけで涙が…(嬉涙
こちらこそお付き合いくださりありがとうございます!
これからも宜しくお願いしますねー!

そうさ、6歳差だ!成長すれば問題なし!(ぉ
2007/02/25(日) 14:43 | URL | 黒猫 #-[ 編集]
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