まったりのんびりマイペース駄目人間の黒猫のなんだか良くわからないブログです
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プレ書きラッシュも過ぎ去り、やっとひと段落ついたという感じです。
今日はAFOレオナの結果反映日ですし、どうなるかどきどきで…。
成功してますよーに!!(祈
あとAFOブラッグァの結果反映もきたんですが、データ取り忘れて成功してるか失敗してるか分かりません…うぁああー!(汗

そしてGCRですねっ!?
剣魚さんと雷騎士さんの所のOPに吹いた
なにやら色々大変そうですね、はい。
フィラでゴーレム壊す役にするか、ブラッグァで多少なりともゴーレム操縦のお手伝いをするか悩みどころです。
もしかしたら夜蝶で観戦依頼に参加するかもですし…
海賊男爵依頼で色々提案したりしちゃったりしましたし、フォローも必要かなっと悩み中。
とりあえず様子見でいきますかー。


そして今日は無表情鉄面皮こと夜蝶の過去SSをさらしてみんとす。
例によって妄想の産物です。見る方は自己責任&苦情は受付ません。
それでも見てやるという方はどうぞ。

【 蝶 】

雪は 降り 月光が 注ぐ。
蝶は 舞い 命を 散らす。

薄暗い部屋。
隅に佇むのは、幼い少女。
「…お…母さ…ん…」
たどたどしい言葉で、少女は呼ぶ。
「…お母さ…ん…」
布団で寝ている一人の女性に、少女は呼びかける。
「…何で…起きて…くれない…の…?」
危なげな足取りで、少女は女性に近づく。

月光に照らされた少女。
顔には殴打された痕、首には絞められた痕、腕には真新しい火傷、足には縛られた痕――。

少女には感情が欠落していた。
無表情な少女。
何度も暴行を加えられた少女。
血の繋がった父親に、母親にさえ、その存在を否定された少女。

それでも少女は母親を呼び続けた。
笑って欲しかった。
自分を呼んで欲しかった。
もっと幼い頃に、ただ一度だけ、笑いかけられた記憶。
ただ、もう一度だけ、もう一度だけで良いから、その顔を見たかった。
何度殴られても、何度泣かれても、少女は母親が好きだった。
父親は恐かったけれど、母親は好きだった。
「…お母さん…何で…」
布団の上で、紅く染まった母親に少女は呼びかけた。
表情がない顔で。
しかし、必死な声で、少女は母親を呼び続けた。

「――無駄ですよ」

突如、薄暗い部屋の中に男の声が響いた。
「無駄ですよ…。 その人は、死んでます」
声が響いている所に目線を移す。
金色の髪の男が――自分とソレほど歳が離れていない少年がいた。
「…死んだ…?」
「えぇ、死にました」
ただ、事実だけを淡々と少年は伝える。
「殺されました…」
殺された――誰に?
そう問うように少年を見た。

「――貴女の父親に」

少年は、少女の問いに答えた。
「…お…父さん…に…?」
「…えぇ」
死んだ…殺された…。
現実性がない言葉にしばらく呆然とする。
それが現実だと認めた時には、その目には黒い――闇のようにどす黒い光を湛えていた。
その目を見て、感嘆したように少年は息を吐いた。
「美しいですね…やはり、あの子と同じなだけはある…」
少年が言った意味を取りかねて、訝しげな視線を送る少女。
「貴女の、名前は?」
その視線に、少年は微笑んで新たな問いを少女に投げかけた。
「…こ…くよ…う…」
黒曜、それが自分の名前だ。
確か、原石か何かの名を捩ったはずの名前――。
「そうですか。 では、「こくよう」さん。 貴女は、恨みを晴らすため、自らを殺し、全てを捨てる覚悟はありますか?」
少年は、再び少女に問いを投げかけ。た
少女はその質問に少しだけ首を傾げ――。

「…ある…」

一言、そう答えた。
「なら、今日から貴女は、黒い妖、黒妖です」
そう言って、少年は少女に手を差し伸べた。
「来なさい。 私が、貴女の望む為に必要な力を授けてあげましょう」
少年の差し出す白い手はとても冷たそうで――。
その手を取ったら、もう帰ってこれないような気がした。
しかし――少女は思い直す。
もう、帰ってくる場所も、ないのだ。

ならば。
少女――黒妖は躊躇い等捨てたように少年の白い手を取った。

「行きましょう。 ココはもう用無しです」
少女の手を引く少年。
黒妖の華奢な体がぐらりとふらついた。
「…踏ん張りがないですね…まぁ、これだけ細ければ当たり前ですか…」
少年は、微かに苦笑を浮かべると黒妖を軽々と抱え上げた。
軽々と抱き上げられるだけ、黒妖はやせ細り、軽かった。
「…これから先は、地獄ですよ…」
そう言いながら少年は黒妖を連れて行く。
黒妖は何も答えずにその空を見上げた。

その先には――夜でも光輝く蝶。
夜に魅せられ、夜に飲み込まれた、蝶の舞い。

「あぁ…『夜光蝶』ですね…」
少年が、黒妖の目線を追ってそう呟く。
「や…こう…ちょう…」
「えぇ、夜に生きる蝶です。気に入りましたか?」
黒妖は少年の言葉に微かに頷いた。
「ならば、貴女は蝶を彫ってもらいましょう」
ぽんぽんと少年が黒妖の背中を叩く。
「背中に大きく蝶の羽を描いて貰いましょう。 貴女が…全てを飛び越えられるように…」
彫る、とはどういうことか分からなかったが、黒妖は頷いた。
あの蝶の羽がうらやましかった。
それを欲しいと思った。
「…空に舞う、『夜蝶』のように――」
少年の言葉から、浮かんでくるのは母の姿。
殴られても、蹴られても、絞められても、愛してやまなかった母の姿。
「飛んで行けたら――」
――…お母さんの…所へ…――。
知らず知らずに呟いた言葉。
少年は何も言わず歩を進める。

感情を浮かべぬ少女。
その目を静かに閉じる。
人形のように眠りに落ちる。
先刻までいた自分の世界から別れを告げるように――。


風は吹き 全てを流していく。
蝶は舞い 彼方へ飛んでいく。

黒き蝶の蛹は眠る。
蛹から孵るのを 夢見ながら。
大空へと舞うのを 夢 見ながら――。
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